ブログ記事をできるだけ多くの人に読んでもらうためには、SEO対策とは別に、「読みやすい文章」を書くのが大切です。
- 読みやすい記事を書くには何に気をつけたら良い?
- 読みやすいブログ記事の書き方が知りたい
このような悩みを持っている人は多いですよね。
文章を書く習慣があっても、ブログの記事は少し違います。
本記事では、ブログ初心者向けに「わかりやすい記事を書くためのコツ」をお伝えします。
ブログのタイトルについては別記事「ブログ記事タイトルの決め方とは?重要なポイントと注意点を解説」で解説しています。
本記事の信頼性
- はてなブログで2年運営経験あり
- WordPressブログ歴2年
- テニスブログで月5万円・月3万PV達成
- WEBライター初月5万円達成
- 本業でWEBコンサル担当
テニスブログはASP案件が皆無でしたが努力で月5万円達成しました。
Follow @seiya_mtmt結論、以下の12のポイントを抑えるようにしましょう。
まだ、ブログを開設していないという方は「ConoHa WINGでWordPressを開設する方法【ブログの始め方】」で解説していますので、ご参考にして下さい。
「誰が読んでもわかる」を目指そう
原則「誰が読んでもわかる」を目指すことです。
本をたくさん読んできて、頭が良い人は難しい言葉を使いがちです。
論文のように堅い文章はブログには向きません。
僕は、書いてある記事のジャンルに詳しくない人が読んでも理解できるのがベストだと思っています。
ですが、ジャンルによっては専門用語を使わなければ説明できないことも多いと思います。
そういった場合は注釈を設けて、丁寧に説明するのがおすすめです。
誰にでもわかるように書くというのは案外難しいです
ブログの文章は読まれないと思え
ブログを執筆するにあたって認識してもらいたいのが、ブログの文章は読まれないということです。
ブログを読んでもらいたいのに、読まれないってどういうこと?と思うかもしれません。
ブログの文章が読まれない理由は、主に以下の2つが挙げられます。
- 読者は少ない時間で記事を読む
- 読者は知りたいことしか読まない
一つずつ説明します!
読者は少ない時間でブログを読む
読者は少ない時間を使ってブログを見にきている可能性が高いです。
読者の大多数はスマホユーザーだからです。
スマホはどこでも使用できるので、移動中や休憩時間の隙間時間に調べ物をすることが多いですよね。
自分のブログも例外ではありません。
よほど有益で興味を惹く情報でないと、流し見程度で終わってしまいます。
流し見でもなんとなく内容が理解できるのが望ましいです。
読者は知りたいことしか読まない
読者は知りたい情報が書かれた部分しか読まないと思った方が良いです。
自身の行動を思い返してみてください。
調べ物をするときはおおよそ以下の流れで行うのではないでしょうか。
美味しいプロテインを購入したい場合
- 「プロテイン 美味しい おすすめ」で検索する
- 美味しいプロテインの記載がありそうなページをタップ
- 味の評価が書かれていないかスクロールする
- 味の評価が書かれているところを見つけて読む
- 検索画面に戻ってほかのページも見てみる
- 調べた情報を総合して購入する
美味しいプロテインについて調べる場合は記事の中の「味の評価」を真っ先に見ると思います。
記事が有益であれば他の項目も読むかもしれませんが、基本読みません。
いや、自分は読む!と思うかもしれませんが、読まない人が大半です。
基本読まないんですが、全体的に読みやすい文章が書けていれば、少しだけ読んでくれます。
なので、自分の文章が読まれると思って好き勝手書くのはやめましょう。
できるだけ読者が読みやすいように気をつけることが大切です。
読みやすいブログの書き方 12個のポイント
冒頭で挙げたとおり、具体的に12個のポイントについて解説していきます。
最初に結論(伝えたいこと)を書く
最初に伝えたいことを記載するようにしましょう。
結局何が結論なのかわからないと、すぐに離脱されてしまうからです。
よく言われているのはPREP法です。
PREP法はわかりやすく伝える構成の一つで、以下のような流れのことを指します。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(例)
- Point(結論)
例文
ブログを書くと人生が豊かになります。
なぜなら、収入が得られて生活の負担を減らせるからです。
例えば、ブログを通じて読者が商品を購入すれば報酬がもらえます。
ブログを書いて収入を得ることで、人生を豊かにしましょう。
PREP法はプレゼンテーションのコツとしても使われます。
最初に結論を書くことで、読者ができるだけ早いタイミングで要点を掴むことができます。
結論がわかったらすぐに離脱されてしまうんじゃ?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
結論を見て「なんでそうなるの?」と疑問が残れば、読者は読み進めてくれます。
PREP法通りに文章を構成するのが難しいと言う場合もあるかもしれません。
その場合でもポイント(結論)とその理由は記述しておきましょう。
見出しだけで概要が理解できるようにする
見出しを読むだけで何が書いてあるかがわかると良いです。
読者の多くは最後まで読み進めてくれません。
できるだけ早いタイミングで伝えるためには、見出しで内容を伝えることが大切です。
見出しを読んで、気になったら文章を読んでもらうというスタンスを意識しましょう。
箇条書きや表を使う
2つ以上の要素を列挙するときは箇条書きを使用しましょう。
例
レンタルサーバーは以下の3つのサービスがおすすめです。
- ConoHaWING
- X Server
- ロリポップ
要素が複雑に絡んでいる場合は表にして整理しましょう。
例
レンタルサーバーの比較
サービス名 | 特徴 | 初期費用 | 実質月額費用 (12ヶ月契約時) |
---|---|---|---|
ConoHaWING WINGプラン | 早くて安い | 0円 | 891円/月 |
X Server | 知名度が高い | 3,300円 | 1,100円/月 |
ロリポップ | 安い | 0円 | 825円/月 |
文章だけでつらつらと書くと、読む側はつらくなります。
できるだけ短い文字数で伝えるためには箇条書きや表を使うことを心がけてください。
文体を統一する(ですます調を推奨)
ブログ全体で文体を統一するようにしてください。
ブログの文体は統一する
- 常体:〜だ。〜である。
- 敬体:〜です。〜ます。(おすすめ)
真面目な雰囲気のブログの場合は、常体(だ、である調)が使用されることもありますが、敬体(ですます調)がおすすめです。
ブログのブランディング戦略によってどちらか一方を選ぶようにしてください。
そして、ブログ記事のなかで使い分けはしないようにしてください。
作文の基本でもありますね
行間をほどよく開ける
行間は詰まっているより、開いているほうが読みやすいです。
とはいえ、開きすぎもよくないです。
程よくが大切です
僕は基本的に1文ごとに改行しています。
企業のオウンドメディアだと、通常の作文と同じように段落ごとでまとまっていることもあります。
ですが個人的には1文ごとに改行するほうが読みやすいと思っています。
以下は、夏目漱石の「こころ」の一部です。
行間が狭い例
たしかその翌晩の事だと思いますが、二人は宿へ着いて飯を食って、もう寝ようという少し前になってから、急にむずかしい問題を論じ合い出しました。Kは昨日きのう自分の方から話しかけた日蓮の事について、私が取り合わなかったのを、快く思っていなかったのです。精神的に向上心がないものは馬鹿だといって、何だか私をさも軽薄もののようにやり込めるのです。ところが私の胸にはお嬢さんの事が蟠まっていますから、彼の侮蔑に近い言葉をただ笑って受け取る訳にいきません。私は私で弁解を始めたのです。
行間が広い例
たしかその翌晩の事だと思いますが、二人は宿へ着いて飯を食って、もう寝ようという少し前になってから、急にむずかしい問題を論じ合い出しました。
Kは昨日きのう自分の方から話しかけた日蓮の事について、私が取り合わなかったのを、快く思っていなかったのです。
精神的に向上心がないものは馬鹿だといって、何だか私をさも軽薄もののようにやり込めるのです。
ところが私の胸にはお嬢さんの事が蟠まっていますから、彼の侮蔑に近い言葉をただ笑って受け取る訳にいきません。
私は私で弁解を始めたのです。
いかがでしょうか?行間が空いている方が読みやすいという人が多いのではないでしょうか?
スマホで確認してもらうとわかるのですが、行間が狭いとスマホの画面が文字で埋め尽くされてしまいます。
スマホで閲覧する人がほとんどですから、行間は開けすぎくらいでちょうど良いです。
句点(、)を使いすぎない
句点(、)は1文に2個までに抑えることをおすすめします。
句点が増えると文章の構造が複雑になります。
文章構造が複雑になると、読者が理解しづらくなってしまいます。
情報を伝えたいという気持ちが先行すると、文章が複雑になりがちですので要注意です。
小説や論文だと句点が多い文章が多いですが読みにくい時もありますよね。
小説や論文は集中して読むことが前提となっていますが、ブログは気軽に読めるようにすべきです。
一文を短くする
句点の数と同じく大切にしたいのが、一文を短くするということです。
一文を短くすることで、よりクリティカルに伝えることができます。
文章としてぶつ切りになってしまうのに違和感を覚える人もいるかもしれませんが、流し見で理解されることが最優先です。
読者ファーストを心がけていきましょう。
同じ語尾が続かないようにする
同じ語尾が続かないようにすることはブログ以外でも大切です。
〜です。〜です。〜です。
上記のように同じ語尾を続けてしまうと、語彙力がなく見えます。
読んでみるとかなり違和感を感じるはずです。
吹き出しやボックスを間に入れても良いですよ
同じ語尾で続けず、間に違う語尾を織り交ぜていきましょう。
漢字とひらがなのバランスを考える
漢字の量が多いと読みにくさにつながるので、場合によっては漢字をひらがなに開くのも意識しましょう。
例えば、以下の事例をみてみましょう。
- 極めて きわめて
- 更に さらに
- 暫く しばらく
- 随分 ずいぶん
- 既に すでに
- 是非 ぜひ
- 色々な いろいろな
- 所謂 いわゆる
明確なルールが定まっているわけではないですが、文章のなかで漢字の割合が多くならないように適度に開くと読みやすい文章になります。
漢字をひらがなにすることを「開く」といいます
書いたあとに読み返してみる
記事を書き上げたあとに読み返すのはとても大切です。
僕もやってしまいがちなのは、記事を書いて力尽きてそのまま投稿してしまうパターン。
ブログは出版される書籍とは違って、いつでも修正可能です。
リライトして改善していけば問題ないのですが、リライトするときに苦労します。
出来上がったら読み返して、すぐに修正することでリライトの負荷を軽減できるはずです。
良い文章になることでユーザー満足度の向上にも繋がりますよ。
画像や図解を使う
文章ばかりだとついつい退屈になってしまいます。
適度に画像や図解を挿入することで、ブログ全体の読みやすさを向上させましょう。
小説でも挿絵があるように、ブログにもアイキャッチ画像をつけたり、見出しごとに画像を挿入のは有効です。
小見出し(H3)ごとに画像を挿入するとかえってうるさくなるので、H2ごとに画像を挿入するのがおすすめです。
文章で説明するのが難しい場合は図解を作成して記事に挿入しましょう。
図を見ただけで理解できれば複雑な文章を構成する必要もなくなります。
図解を作成するのが苦手なら、クラウドワークスで作成依頼もできます
吹き出しやボックスを使う
最後に、吹き出しやボックスを活用しましょう。
僕の吹き出しや
こんなボックスです。
つらつらと文章で書くと、読んでいるうちに飽きてきます。
事例やちょっとしたコメントを記載するときには吹き出しやボックスを使用しましょう。
吹き出しやボックスを使うことで、本文の補足や筆者の気持ちが伝わりやすくなる効果もあります。
使いすぎるとゴテゴテした印象になってしまうので、バランスは要注意です。
吹き出しやボックスのデザインや使えるバリエーションは使用しているWordPressテーマによって異なります。
当ブログでは「SWELL」を使用しています。
おすすめのWordPressテーマについては「ブログ記事作成が効率化できるWordPressテーマのおすすめ」で解説しています。
読みやすい文章を書くうえでおすすめの本
文章を書くことを本気で学ぶなら、やはり書籍で学ぶことをおすすめします。
定番ではありますが、「新しい文章力の教室」を実践することでブログのための文章力が鍛えられます。
事例も交えてあるのでわかりやすいです
まとめ:誰が読んでもわかる文章を目指そう
本記事では、「初心者でも実践できる、読みやすいブログ記事の書き方」について解説しました。
ブログ記事を執筆するにあたって、認識しておくべきポイントは以下の2点です。
- 誰が読んでもわかる文章を目指す
- ブログ記事は最後まで読まれない
そして、実際に読みやすい記事を書くためのポイントを12個紹介しました。
もちろん、上記以外にもさまざまなノウハウはあるでしょう。
ですが、まずはここに記載してある12個のポイントを意識して記事作成に取り組んでみてください。
いきなり全てを取り入れることは難しいと思います。
その場合は少しずつでも構いませんし、これは違うと思ったら取り入れなくてもOKです。
本記事を読んで、少しでも読みやすい記事が書けるようになったと思えれば、嬉しいです
ブログ記事執筆に疲れてモチベーションが保てなくなったら、「モチベーションを維持する方法」の記事をご覧いただければと思います。
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