ブロガーとして収益を得たいのであれば、ブロガーとアフィリエイターの両方の姿勢を持って取り組むことが大切です。
- ブロガーとアフィリエイターの違いがよく分からない
- どっちの収益が高いの?
このような疑問を持っている人は多いです。
特に、会社を辞めるために副業を探している会社員、家事の合間を使って収入源を増やしたい主婦など、これからブログを始めようとする初心者はこの疑問に突き当たります。
こちらの記事では、そのようなブログ初心者向けにブロガーとアフィリエイターの違いを詳しく解説しています。
本記事の信頼性
- はてなブログで2年運営経験あり
- WordPressブログ歴2年
- テニスブログで月5万円・月3万PV達成
- WEBライター初月5万円達成
- 本業でWEBコンサル担当
テニスブログはASP案件が皆無でしたが努力で月5万円達成しました。
Follow @seiya_mtmtまた、両者の違いを踏まえた上でおすすめする収益化方法「ブロガー&アフィリエイター複合型」について後半部分でまとめていますので、ご参考にして下さい。
ブロガーとアフィリエイターの根本的な違い
ブロガーとアフィリエイターの根本的な違いは下記の通りです。
- ブロガー→ブログで情報を発信する人
- アフィリエイター→アフィリエイト収入を得る人
詳しく説明しますね!
ブロガーはブログで情報を発信する人
ブロガーは、ブログを通じて情報を発信する人たちのことを指します。
そしてブログとは、主に個人的な体験やニュースを発信することを目的に使われるwebサイトの一種です。
収入のないブロガーもいる
そのためブロガーの中には、収入のない人もいます。自分の趣味や好きなことを発信して読者と交流しているブロガーです。
例えば、釣り好きブロガー。日本各地の釣りスポットに出向いて、そこで釣り上げられた魚の写真やコメントをブログ上にアップします。
それを見た釣り好きの読者は、〇〇の魚はここで釣りやすい、などの情報を得られます。また読者が、〇〇のスポットならいい魚が釣れますよ、などの新しい情報をコメントしてくれることもあるでしょう。
そのようにして発信者と読者が共感したり、好きなもののより詳しい情報を共有したりします。
収入のあるブロガーも多い
しかし実際には収入のあるブロガーも多いです。
はじめは好きなこと、自分の体験を発信するつもりでブログを運営していたのが、閲覧数(PV数)や固定読者の増加に伴って収入が見込めるようになった、というケースは少なくありません。
例えば、Googleアドセンス広告の収入を得るブロガーがいます。
Googleアドセンス広告とは、Googleが提供するクリック型報酬システムの広告のことです。ブログの記事中に表示された広告を読者がクリックするだけで、一定料金が発信者に支払われる仕組みです。
「1クリック=10円~30円」が相場で、1000クリックしてもらえば10000円~30000円の収入を得られます。当然、ブログの閲覧数(PV数)が増えれば増えるほど、広告のクリック回数も増えて、収入の増加を見込めます。
アフィリエイターはアフィリエイト収入を得る人
一方、アフィリエイターはアフィリエイトの仕組みを利用して収入を得る人たちのことを指します。
アフィリエイトは成果報酬型広告を指す
そしてアフィリエイトとは「成果報酬型広告」のことです。
先程のGoogle アドセンスのようなクリック型の広告とは違い、読者がクリックした広告先のweb上で指定の商品またはサービスを購入した場合のみ発信者に一定の報酬が支払われる仕組みです。
つまり、読者に広告をクリックしてもらうだけでは不十分で、広告商品を実際に購入してもらわなければいけません。
アフィリエイターの収入の仕組みを理解する
ブロガーとアフィリエイターの違いをもう少し深く理解するために、アフィリエイターの収入の仕組みを詳しく見ていきましょう。
アフィリエイターが収入を得るまでには、主に4つの主体が関わっています。
- 広告主(web広告を出して、商品やサービスを売りたい会社)
- ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ=広告主とアフィリエイターをネット上で繋ぐ媒体)
- アフィリエイター(web上で広告主の商品・サービスを売る人)
- 読者(アフィリエイターのサイトを閲覧する人)
そしてこれら4つの主体が下記のような手順を踏んで、アフィリエイターは収入を得るに至ります。
- 広告主がASPに依頼をする
- ASPが自社のサイト内に広告主の広告案件を掲載する
- アフィリエイターがASPのサイトを見て案件を選び、自身のweb上に広告主の広告を掲載する
- 読者がアフィリエイターのwebサイトを見て広告をクリックし、商品やサービスを購入する
- 成約を獲得したアフィリエイターはASPから一定の報酬を振り込まれる
先程、ブロガーは単純にwebサイトの一種である「ブログを運営する人たち」で、その中でも収入のあるブロガーは「他社の商品を売らずに報酬が入る仕組みを使う人たち」とご紹介しました。
それとは違い、アフィリイターとは「(ブログ以外も含まれる)webサイト上で他社の商品やサービスを売る人たち」と言うことができるでしょう。
ブロガーとアフィリエイターの収益の違い
収入のあるブロガーとアフィリエイターの収益の違いも詳しく見ていきましょう。
ブロガーの収益は低い
ブロガーは主にGoogleアドセンスなどのクリック型の広告をブログ内に貼り付けて収益化を図りますが、その収益性は低いです。なぜならクリック型の広告単価は低いからです。
例えば、Googleアドセンス広告のクリック単価は10円~30円ほどです。またページCTR(PV数に対する広告クリック回数の割合)の平均は2%~3%程です。つまりブログの該当ページが100回閲覧された場合、平均して2~3回しか広告がクリックされません。
仮にクリック単価を20円、ページCTRを2%として月の閲覧数(PV数)が20万だとしたら、月の収益は80000円ほどです。
ブログ運営自体の難易度は高くありませんが、独立して生活できるレベルにまで収益化するのは難しいでしょう。
固定ファンが付けばブロガーの収益は安定する
一方で、固定ファンが増加すればブロガーの収益は安定します。なぜなら読者を他の媒体(youtube、note、twitterなど)に誘導でき、複数の収入源を確保できるからです。
ブロガーは主に自身の経験やそれに基づく情報を発信するため、固定ファンはブログそのものよりはブロガー自身に付きやすいです。
そのためブロガー自身が別の媒体を立ち上げた場合、固定ファンはその別の媒体にも訪れてくれる可能性があります。
有料化した記事を販売できる「note」、動画に広告を貼り付けられる「Youtube」、そしてそれらの動線を担う「twitter」など、多くの媒体を通じて多角的に収益化を目指せるのです。
アフィリエイターの収益は高いが不安定
逆にアフィリエイターの収益は高いですが不安定です。なぜならアフィリエイトの1成約当たりの単価は高いですが、サイトの検索順位が下がれば一気に収益を損なうからです。
検索順位チェックツールとしてGRCとRankTrackerがお勧めです。
GRCはWindowsユーザー向け。RankTrackerはMacユーザーの方にお勧めです。
例えば、ASPの中でも人気のある「afb」のU-NEXTの単価は1100円(2021年12月14日時点)です。
仮に月に100人の読者がアフィリエイターのサイトを通じてU-NEXTに加入した場合、月の収益はそれだけで110000円になります。
また、特定非営利活動法人アフィリエイトマーケティング協会の2021年の市場調査によると、アフィリエイトを始めてから4年未満に月の収益が100万円以上に達した割合は35%ほどです。
つまり少なくとも1/3以上は100万円以上の月の収益を見込めます。
一方で、アフィリエイターのサイトはGoogle検索に依存しています。
読者が欲しい商品をグーグル検索した時、検索結果の画面に自身のサイトが表示されなければそもそも閲覧すらしてもらえません。
そしてGoogle検索はGoogle独自のルール(アルゴリズム)に従って検索結果の順位を決めており、そのアルゴリズムは定期的に更新されます。
そのため、たとえサイトが検索結果の上位に表示されていたとしても、ある日突然アルゴリズムの更新により大幅に順位を下げられるということも起こり得るのです。
その場合、サイトの閲覧数(PV数)はガクッと下がり、それに伴い収益も大幅に落ち込んでしまいます。
ブロガーとアフィリエイターの始め方・記事の書き方の違い
ブロガーとアフィリエイターの始め方や記事の書き方の違いも詳しく見ていきましょう。
ブロガーもアフィリエイターも「ブログ開設」から始める
ブロガーもアフィリエイターも基本的には「ブログ開設」から始めます。
アフィリエイターはブログ以外のwebサイトでも始めることは可能ですが、その場合プログラミングなどの専門知識が必要になるため初心者には難しいです。
一方、ブログはそういった専門知識を必要とせず、初心者でも簡単に開設できます。そのためアフィリエイターでもブログを使う人が多くいます。
ブロガーは基本的に自分の書きたいことを書く
ブログ開設後、ブロガーは基本的に自分の書きたいことを書きます。
旅行好きなら訪れた場所のきれいな景色や美味しいカフェについて、車好きなら今まで乗車した車の乗り心地や性能についてなど、自身の体験もとに好きなことについて書くといいでしょう。
早めに閲覧数(PV数)を増やすために、記事を書く際はGoogleの検索窓の関連キーワードを参考にするのがコツです。
Googleの検索窓では、よく検索されるキーワードが関連キーワードと共に自動的に表示されます。
例えば、Googleの検索窓に「車 乗り心地」と入力すると、横に関連するキーワード「改善 クッション」が出てきます。
これは「車 乗り心地 改善 クッション」というキーワードを打ち込んで検索する人が一定数いることを意味します。
つまり「車の乗り心地を改善できるクッションってあるのかな?」と疑問に思っている人が少なくないということです。
車好きの方であれば、自分が実際に使ったクッションについて記事を書けばアクセスが集まりやすくなります。
また、記事のタイトルはキーワードを使って、記事の内容がわかるようにするのがポイントです。
>>ブログ記事タイトルの決め方とは?重要なポイントと注意点を解説
アフィリエイターは紹介する商品を求める読者のニーズを満たすように書く
一方、アフィリエイターは紹介する商品を求める読者のニーズを満たすように書きます。
例えば、VOD(ビデオオンデマンドサービス)に加入しようとする人たちは、
- 月額料金は安いのか
- 扱われている映画やドラマの本数や種類は多いのか
- 映像以外の特典(本も読み放題など)もあるか
- 他のデバイスでも同時視聴できるのか
など様々なニーズを持っています。
アフィリエイターがVODのアフィリエイトをするならば、自分の紹介するVODがそれらのニーズの中でどのニーズを一番満たせるのかを考えなくてはなりません。
仮に、自分の紹介するVODが「他のVODと比べると価格は高いけど、本数や種類、還元されたポイント内で本が読み放題という点では一番だ」ということが分かったとしましょう。
その場合、アフィリエイターは「本数や種類の多さ」や「本も読めるのか」というニーズを求める読者層に突き刺さるように「これ1つ加入すれば映像から本まで幅広く娯楽作品を楽しめる」という強みを押し出した記事を書きます。
そういう訴求効果のある書き方(セールスライティング)ができなければ、成約まで獲得するのは難しいです。
主婦&副業には「ブロガー&アフィリエイター」複合型がおすすめ
以上のようなブロガーとアフィリエイターの違いを踏まえると、主婦や副業には「ブロガーから始めて、徐々にアフィリエイターに移っていく」というやり方がおすすめです。
- ブログを立ち上げる
- ブログにアドセンス広告を貼り付けて、体験や好きなことを書いていく
- 閲覧数(PV数)が増えてきたら、他の媒体と繋げる
- ブログ内に徐々にアフィリエイト案件を増やしていく
というプロセスを踏んでいくのいいでしょう。
初心者からアフィリエイターになるのは難しい
なぜなら初心者からいきなりアフィリエイターになるのは難しいからです。
アフィリエイターが収益をあげるためには訴求効果のあるセールスライティングが必要ですが、初心者にはレベルが高いです。
それに比べてブロガーの場合、まず自分の好きなことから記事の執筆ができます。しかも商品を売らずに収入が見込めるため、アフィリエイターよりも運営&収益化のハードルが低いです。
ブロガーで収益を安定させてから、アフィリエイターで高い収益を目指せる
また、ブロガーで収益を安定させてからアフィリエイターで高い収益を目指せるのも理由の1つです。
先程ご紹介したブロガーとアフィリエイターの収益の違いは下記の通りでした。
- ブロガー→収益性は低いが安定する
- アフィリエイター→収益性は高いが安定しない
ブロガーとアフィリエイターを組み合わせれば、アフィリエイターの収益性の不安定さをブロガーの収益性の安定さで補い、ブロガーの収益性の低さをアフィリエイターの収益性の高さで補うことができます。
つまりお互いのリスクをお互いの長所で抑えることができるのです。そうすることで初心者でも無理なく収益の増加を狙えます。
まとめ ブロガー×アフィリエイターで収益化を目指そう
今回の記事では、ブロガーとアフィリエイターの違いをまとめました。最後にもう一度表で確認しましょう。
項目 | ブロガー | アフィリエイト |
---|---|---|
定義 | ブログで情報発信する人 | アフィリエイトで収入を得る人 |
収益 | 低いが安定的 | 高いが不安定 |
始め方 | ブログ開設 | ブログ開設 |
記事の書き方 | 自分の好きなことを書く | 読者のニーズに応えるように書く |
また上記の違いを踏まえて、主婦や副業に「ブロガー&アフィリエイター」複合型をおすすめしました。
さっそくブログを開設することから始めてみましょう。
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